プロデューサーズブログ 2010 FIFA ワールドカップ

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2010 FIFA ワールドカップ:プロデューサーズブログ 第1回

さて、みなさんに新しいゲームを発表できることになりました。2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会です。去年の今頃はFIFA09のULTIMATE TEAMの開発に携わっていました。ちょうど最近EA社内でULTIMATETEAMのゲームコンセプトのアワードをもらったところです。FIFA10のULTIMATE TEAM2がそろそろ発表されるので、またみなさんも体験していただければと思います。うちのプロデューサーのポールハサックの作ったチームを見たら、早く自分のチームを作りたくて仕方ないですよ。

私はULTIMATE TEAMの制作チームから異動して2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ大会に携わっています。来る6月11日からテレビにかじりついて、なるべく多くの試合を見たいと思っています。彼女をほったらかしにしてまで制作に没頭しているので、報われることを願っています!というわけで今年も、イギリスのファン、スペインのファン、ブラジルのファンは、いつものように優勝を期待していることでしょう。 1月28日にイギリスのスタンフォードブリッジでメディア向けにゲームを披露する機会がありました。ここで初めて今作を見せたことになります。そこに行けなかった皆さんの為にも、ここでどのようなコンセプトで開発してきたかお伝えしようと思います。 FIFA10を買って下さった多くの人が、またすぐになぜワールドカップ版を買う必要があるのか、と思っていらっしゃるでしょうから、ここで改めてご説明いたします。

“まず見た目の変化に気づくはずです”

華麗な新しいピッチ - 今まで以上にリアルなピッチ表現を実現しました。

  • ◆プレイヤーのライティング環境 - ライティングをよりスマートに変化させたことでよりリアルに見えるようになりました。
  • ◆カメラのフラッシュ - ファンがカメラを持って写真を取っています。
  • ◆観客席の様子 - ファンが、自国の旗を持って応援しています。
  • ◆ファン - サポーターたちが喜んだり、悲しんだりしている表情を表現しています。
  • ◆紙吹雪 – チームカラーの紙吹雪が空から舞い散る演出を実現していて、試合が始まってもピッチに残ります。
  • ◆雰囲気- カーニバルのような祭りの雰囲気を出しました。
  • ◆満席の客席- 観客席は観客で埋め尽くされています。
  • ◆放映と同様のカメラ視点 - ワールドカップでお馴染のカメラ視点を採用しています。
  • ◆セレブレーションのクローズアップ - ゴールの瞬間をもっと感じられるように、セレブレーションのコマンドにプレイヤーが反応しているようにカメラを動かしました。
  • ◆新しいプレイヤーと監督- これまで以上に多くの選手のグラフィックを追加したことに加え、今作には監督のグラフィックも追加収録されています。イギリス代表のピーター・クラウチはそっくりですし、イギリスのカペッロ監督もとても良く似ています。

ゲームをプレイしてみたら、その進化や見た目の変化にお気づき頂けると思います。

“イノベーション(革新)とは、何だと思いますか??”

シニカルな人は、それでもまだ、「で、見た目は良くなったのはわかった、でもプレイは同じだよね?」と思っているのではないでしょうか。 これが最初のブログなので、すべてはまだ話せないのですが、ワールドカップ版では、プレイヤーが新しいチャレンジやタックルができるように、新要素とゲームプレイに奥行きを出す要素を入れています。イノベーション(革新)というと、何だとおもいますか?今回初めて、ワールドカップの試合形式をすべてオンラインでできるようになったんです。そしてプレイヤーはいつでも世界中のだれかとリアルタイムでプレイすることができます。チーム選択後、グループリーグ3試合を行い、上位2チームに入ることを目指し、その後決勝トーナメントとなります。そうすると南アフリカの夜に花火が上がり、トロフィーを掲げる優勝まではあと4勝すればいい状況になります。このモードを入れることができたことは、間違いなく最高に嬉しいことで、テレビで試合を見る前にも後にも、楽しめると思います。

グループリーグでは上位2チームが次に進めるというユニークなシステムで。たとえば今グループで3位のあなたのチームが次に勝たなければいけないのか、ドローでいいのか、他のチームの試合によって最終順位が決まるのかという場合、他のチームのスコアも気になりますよね。そこにある緊張感を、今回はゲーム内でお届けできるということはオンラインのサッカーゲーム的に非常に革新的なことです。しかも、それはまだ決勝トーナメントの延長戦の恐ろしいペナルティーキックなんかをする前の話ですから。 オンライントーナメントは、バトルオブネイションとも繋がっています。バトルオブネイションとは、あなたが1回勝つごとに、あなたのお住まいの国のランキングに貢献しているということになるモードです。そのモードでは、リアルにどこの国がゲームのサッカーで強いかを見ることができます。 総合力が低いチームでプレイして、自分より総合力が高いチームに勝つとポイントがより多くもらえます。ですから、もし自分の腕に自信があれば総合力が低いチームを選んでオンラインワールドカップにトライしてみてください。そこで勝てば、自分の国のランキングに貢献できるポイントを多めに獲得することができます。最近のUEFA Euro 2008 と、去年のFIFAインタラクティブワールドカップではフランスが最強です。あなたも自分の国の為に是非プレイして勝利を目指して下さい。ゲームを起動する度に、コメンテーターが最新のランキングを教えてくれます。 他のニュースとしては、予選から出場した199のナショナルチームが入っていること。FIFAに所属する国の中ではエントリーしていなかったり、認められなかったりしたこともあり、199になっていますが、それでも199は凄い数ですよね。トーナメントモードが盛り上がること間違いなしです。オフラインでワールドカップモードをやればもちろんその199の国から対戦相手が選ばれるわけです。選んだ国の地域の予選を勝ちぬいて、本当に勝ち抜いてきたカメルーンやニュージーランド、ホンジャラス、チリ、スロベニア、韓国のような気持ちを味わうことができます。国を選択するときに出てくる地球儀を3Dにすることは、苦労したポイントです。地球儀を動かして、右のスティックでチームを選び、試合を始める。地球儀に現れたそれぞれの国でどれくらいの人が今オンラインでプレイしているかを見ることができ、FIFA.comで各国の最新情報も見ることができます。どこかのチームの誰かが言っていました。「これは世界のすべての学校に常設すべきだ。これによってたくさんの国のことを知ることができるからね」。個人的には、彼はもっと旅をすれば国々のことを知ることができるのにって思いましたが、確かに淡々と覚えるよりも楽しく国を覚えることができますね。

“これはFIFA10のゲームプレイではなく、ワールドカップのゲームプレイです。”

今の時点ではあまり多くは語れないので、ゲームの革新や奥深さに関してはここまでにしておきます。あとは次回に。 おそらく「で、見た目はいいのはわかった。ワールドカップオンラインも楽しそうだけど、ゲームプレイはFIFA10ですよね?だから買わなくていいですよね?」と、ここまでで、まだ十分説得されていない人の為にいくつかお話ししておきます。 ゲームプレイに関しては、FIFA10と違いがあります。今作はワールドカップのゲームプレイなんです。 FIFA10と比べて、ゲームプレイの基本的な所から進化しました。 これを読んでいただいている方々は、おそらく熱心なサッカーゲーマーの方だと想像しますので、いくつかの進化についてお話しましょう。 ちなみに、EAでは、ゲームプレイ担当のチームがFIFA10や2010ワールドカップなど関係なく、ゲームプレイを制作しています。ですから、FIFA10の開発が終わった時点ですぐに集まって現状から次へどれだけの進化ができるか話し合いました。FIFA10のレビューやフィードバックを読むのは本当に楽しいことでした。熱心なサッカーゲーマーの方々は、常にゲームは進化できると信じてくれていると思うので、その期待に応えて、より良くしていくのが私たちの役目だと思っています。 というわけで、以下のポイントが大きく進化したポイントです。

反応
  • 新しい胸トラップは、進行方向を向いて空中でボールタッチするというよりも、進みたい方向にボールをコントロールすることができます。
  • 肩越しにボールを落としたり、ボールの軌道を見送ったり、浮き球の慣性を生かしたコントロールができます。
  • トラップしたボールが離れ過ぎてしまい、ドリブルまでに間ができる点を改良しています。
  • ボールクリアの際に一旦胸トラップするのではなく、プレイヤーは空中のボールをもっとディフェンシブにクリアすることができます。
ゴールキーパー
  • 各ショットへの対応ロジックを改良したことで、キーパーは直ぐに飛び出してくることがなくなり、ループシュートへの対応も改良されています。
  • ボール軌道が変わった時にセーブ方向を変えるようになりました。
  • パンチングにバラエティーが増え、時には危機回避にならないケースもあります。
    など
CPUのチーム
  • 選手の能力や特性によるスキルムーブを追加しました。
  • 試合の流れや状況を的確に理解し、戦術やメンタリティーをコントロールしてきます。
  • 監督は誰が控え選手にいるかも考え、ベンチのスター選手に出場機会を与えます(例えばスペインのファブレガスやブラジルのパトなど)。従来であればマッチレーティングや疲労度だけを判断基準にして、あまり現実的ではない選手交代や同じことを何度も繰り返していました。
    など
ポジショニング
  • チームメイトたちは、クロスボールに対して走り込む際、ペナルティーエリア内のスペースをこれまで以上に考慮するようになります。エミール・ヘスキーが予選のアンドラ戦で、クロスに対して強引に飛び込んでいったように、これがどれほどエキサイティングなことか!
  • スルーパス一発で、キーパーと1対1の状況ができてしまうようなことがないように、センターバックがボールを支配している選手にプレスをかける際のマーキングを改良しました。
    など
シュート
  • ボールの中心をずらしどこを蹴ったかによって、これまで以上にボールが曲がり、ボール軌道のバラエティーが増えました。
  • ループシュートをもっとチャレンジングに改良しました。繰り出した時の感覚も改良され、よりバックスピンがかかり、理想的な軌道を描きます。
    など
パス
  • クロスにも個性がでるよう、選手能力の高い選手はペナルティーエリア内にドライブがかかったクロスを出せるようになりました。
  • 胸パスと肩パスを追加しました。
  • 後方からのパスやロフトスルーパスのパワーを下げました。こうしたタイプのキックを成功させるために、ある程度パスを出したい方向を向いている必要があります。
    など
セットプレイ
  • クイックフリーキックでチームメイトを素早く走らせることが可能になりました。
  • CPUのフリーキックからの得点確率を見直しました。
    他にも多数…

そしてゲームプレイそのものが新しい要素と言えます。それぞれのチームがCPUに関して言うとホームとアウェイでは違った戦いをします。たとえば、北アイルランドが ホームであるウィンザーパークでは素晴らしい試合をするけれども、アウェイのときはウィンザーパークでする試合以上にはプレイしません。そうすることによって、ホームでの戦いは簡単だけど、アウェイになると予想外な展開になったりと、ワールドカップへの出場権を得ることによりリアルさが増します。

そして、標高です。南アフリカの標高は、場所によっては1500メートル以上あります。高いですよね。慣れていないとその標高の高さでプレイするのはつらいものです。なのでイギリス代表は南アフリカに行く前に、オーストリアのアルプスまで電車で行っています。強いチームで高い標高に慣れていないと、スタミナが海辺よりかなり落ちることに気づきます。南アメリカには、コロンビア、ボリビア、エクアドールなどがあります。そこの標高はとても高いので、特にボリビアの首都ラパスは標高4000メートルあります。アルゼンチンが、ラパスでは6-1で負けたのが強く思い出に残っています。アルゼンチンはその標高で自らのスタミナを調整できなかったようです。また、空気抵抗が少ない為、ボールも若干早く、まっすぐに飛ぶのも影響したようです。それらがゲームに反映されています!

というわけで、今回のゲームを買うかまだ迷っているFIFA10のユーザーさん、ワールドカップ版はこのように進化しています。今までプレイしていたよりもまた進化したプレイが楽しめます。今まで持っていたサッカーゲームよりももっといいプレイができるように僕たちは努力を重ねてきたということをお伝えしたいです。 ブログを何回か書きますので、もっと特徴についてお話できるといいと思います。4月発売(日本は5月発売)のゲームは、夏の間ずっと遊べるということをもっとお話しします。

というわけで、読んでくれてありがとうございます。

サイモン

※画面は開発中のものであり、実際の画面と異なる場合があります。

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